この度はBlueBird-G on The WEBをご利用いただき誠にありがとうございます。 私のギャラリーはご覧頂いておりますように宮崎駿監督作品に限定した数百枚ばかりのセル画のコレクションの内の数十枚を展示させていただいています。 かつてアニメ専門雑誌で数千円で通信販売された宮崎作品のセル画は、現在数十万円から時には100万円を超えるまでに高騰し、大変残念ながら子供達の目に触れる機会は確実に失われようとしています。 日本のアニメーションが元々インターナショナルに高く評価されていた訳ではなく、セル画や原画が高値を付け始めたのはここ数年の事ですが、廃棄対象であったセル画がアニメーション評価の高まりに比例してその資料としての価値を高め、また一般に広く認知もされた結果、コレクターが多数出現したのも自然な流れではあるでしょう。しかし、先に公開された「千と千尋の神隠し」以降のジブリ作品ではセル画から全編CGによる映像が製作されていますから、セル画を使用した最後の作品「もののけ姫」に関しては通信販売もされなかったために稀少とされ、一枚で100万円を超えるセル画が当たり前の値段として専門店で売り出される等、ごく普通のカットでも高価な美術品と同等の価格での取引が行われています。 三鷹の森美術館においても「もののけ姫」以前の作品のセル画は通信販売されていたため、「もののけ姫」以外の作品において実際映画で使用されたセル画はあまり残ってはいないのが本当のところだと愚推いたします。これでは実際に映画制作に使用されたセル画は、もはや子供が気軽に目に出来るような代物ではとてもありません。 多くのコレクターは作者や作品こそ好きなのであって、利益を生む投資対象として購入している訳では決してありませんが、 現実には子供達の目からセル画を見る機会が失われています。BlueBirdGでは、リアルで、或いはWEB上で、子供達に向けて無料で公開してゆくものです。 (ハウルの動く城ではもののけ姫制作の際に使用したセル画の余りを利用して一部セル画による制作の見当)